皆様、こんにちは!
RENSEY金澤本店の澤田です!
私事ですが、最近カメラ熱が再沸しております!
本日も久しぶりにお客様宅へ納品した家具の写真撮りに行ってきました。
自分のお客様ではなく、中村郁副店長代理が特注家具を担ったお客様で
他のスタッフの写真撮りをしに行くのは初めてでした。
とても素敵な納品でしたので、近々中村ブログにてご紹介があるでしょう!
今日は、家具とは関係のない話をさせてください。
最初にカメラにハマったのは今から10年前ほど。
まだミヤモト家具に入る数年前のこと
特にこれといった趣味もなく、ただ友達と飲んでばっかりの日々
何がきっかけか忘れましたが、トータル8万円ほどかけてSONYのミラーレスを購入しました。
当時はかなりの倹約家だった自分にとっては8万円の買い物をするのは勇気が要りました。
それだけ本気で打ち込むつもりで始めました。
(SONYを選んだのは、単に当時はSONYが好きだったから。持っているほとんどの機器がSONYでした。)
ある日、ふと思い立って
「そうだ、東京に行こう!」
ということで、東京に写真旅に出ました。
この年はちょうど北陸新幹線の富山・金沢~東京が開通した2015年でしたが
倹約家の私は(倹約家アピールがすごい)、前日の深夜に高速バスに乗り込んで東京へ
特に当てもなく、ぶらぶら歩き、良さそうなスポットを探し求めました。
北陸では撮れないような夜景を撮りたいと思い、初めての夜景撮影にも挑戦
わざわざ東京のヨドバシカメラで三脚を買ったのを覚えています。
そこで出会った景色がこちら
当時は東京って都会で、忙しくて、心が休まらないイメージでしたが
ここに来て考えが変わりました。
目に映るのは人工的な建造物ばかり
それでもこの虹色に輝く空と海(川?わかりません)
これは紛れもなく自然が作り出すもの
おそらく今日この時しか見る事の出来ない景色
感動しました。
さらに心を魅了されたのは、
時間の経過
さきほどの写真の時間は11月21日の16時53分
この数分後の16時57分
景色が一変します。
虹色だった空が紫に染まり、あっという間に惹き込まれるような空間になりました。
シャッターを切るたびに変わる景色
面白い!!
心の底からそう思いました。
それからシャッターを切り続け
30分ほど経った17時22分
さらに景色は一変します。
もう別世界です。
この場所に来てからすでに1時間以上経っていました。
ずっと同じ場所でシャッターを切り続けていましたが、まったく飽きることはありませんでした。
同じ場所でも、同じ被写体でも時間の経過によってこんなにも見え方や感じ方が変わるとは。
この場所で最後に撮った写真がこれです。
この時の自分の表情や心の抑揚、気温や周りの音などすべて覚えています。
というよりはこの写真を見ると思い出します。
この写真には単純に今見えるモノ以外の記憶が残されています。
これが写真の魅力
この後、興奮冷めやらず、もう1箇所
(ブレブレですみません)
新しい東京駅が見える向いの商業施設へ
中のお店には一切入らず、バルコニー的なところに三脚を立てて再び撮る。
色々と調べながら夜景撮影を試みる。
この時の自分にとってはそれなりの出来栄えだったのでは?
見る人にとっては、なんだこの写真
ブレブレじゃないか。
と思われるかもしれません。
でも私にとっては初めて夜景を綺麗に撮れたとても嬉しい気持ちを思い出させてくれる写真
この写真を撮った時もテンションが上がりました!
一回やってみたかった。
車が線になって写るSFっぽい写真
ここまでツラツラと何を言いたかったのかというと
写真には見たものを絵(イメージ)として残す機能だけではなく
そこにあった音や臭い、感触など色んなものまで閉じ込めてくれる。
そんなツールだということです。
僕はもう一つ、身近なもので写真と同じ役割を果たすものを知っています。
それが
家具です。
この家具が届いた時の喜び、動き、天気などを覚えています。
この家具がともに経過した時間すべてを閉じ込めてくれています。
それは自分だけの記憶ではありません。
家族との思い出
昔おじいちゃん、おばあちゃんが使っていただろうテーブル
そこに付いている傷や汚れからどんな歴史があったのかを想像するのも楽しい。
写真も家具を同じです。
色褪せない記憶が色濃く残ります。
数年前に納品したたくさんの家具
どうぞご自身の想い
ご家族との思い出
その時の音や臭い、肌触りなどすべてを詰め込んで下さい。
それらがいつまでも長く残していけるために
我々がおります!
長くなりましたが、皆様
写真を残すようにして、家具を残していきましょう。
それでは。
澤田