皆様、こんにちは!
RENSEY金澤本店の澤田です!
今年は早くも桜が開花して、すでに満開になっていますね!
皆様は花見は行かれましたか?
私はというと2日間連休を頂いて
満開の桜を尻目に、まだ桜が咲いていない高山へ
一年ぶりのプチ旅行へ行ってまいりました。
今回の旅では
非常に面白くて素敵な出会いがあったので少しだけお話させてください。
初めに言っておきますが
弊社の製品には全く触れないブログとなりますことをお許しください。
旅の目的はいつも「宿」がメインになることが多いのですが、今回もそうでした。
見つけたのは市街地から少しだけ離れたちょっとした雑木林の中にあるオーベルジュ
家具や空間が素敵そう!ということで決めました。
期待通り、ラウンジスペースは素敵な家具や照明、グリーンで
とても気持ちの良い空間でした。
泊まる部屋も黒の窓枠から入ってくる木漏れ日が気持ちよかったです。
改めて、やっぱり家具っていいなぁ。
内装って大事だなぁ。と思いました。
しかし、私がこの旅で出会ったのはこの素敵な空間だけではありません。
ここのオーナーの考え方や価値観が私たちが大切にしたい考え方と通ずるものがあり、それが嬉しかったのです。
オーベルジュですからメインはもちろん食事です。
一品一品料理が出されます。
もちろんお酒も飲むのですが
このオーベルジュではお酒はオーダーしません。
出てくる料理に合わせてオーナーがお酒を3~5本持ってきて少しずつグラスに注いでくれます。
そして特に説明もなく、「飲んでみて」と言います。
持ってきたどのお酒も、今出している料理に合うお酒を出しているとのこと。
とても気に入ったお酒もあれば、自分の舌には合わないお酒もありました。
そのオーナーに言われたのは
「いつも決まったお酒ばかり飲んでいない?本当はもっとたくさんのお酒があって、知らないお酒もあるし、今食べている料理に合うお酒が他にあるかもしれない。でも皆どこに行っても自分の知っている、いつも飲むお酒をオーダーするんだ。それだともったいない。」
(そのままの言葉ではないですが、だいたいこんな感じ)
たしかに!と思いました。
私たちは普段居酒屋へ飲みに行くと
「とりあえず生ビールで!」
とついついいつも通りのオーダーをしてしまいます。
明太だし巻き卵を頼んでも
チヂミを頼んでも
カルパッチョを頼んでも
「とりあえず生!」
少なくとも私はこれが当たり前でした。
しかし
明太だし巻きにはもっと合うお酒があるはずだし
チヂミにも合うお酒があるはず。
それも、自分の知っている範疇ではなく、全く知らなったお酒があるかもしれない。
さらに言えばそのお店にしかないお酒があるかもしれない。
そう思うと人生損していたなぁと思います。
しかし、それを理解したとしても
そういう料理に合った知らないお酒を率先して提供してくれる居酒屋なんて聞いたことがありません。
だからこそ、このオーベルジュは特別でした。
この日、普段自分が飲む好きなお酒は一切飲んでいません。
それでも満足度はかなり高かったです。
というか今まで飲んだお酒で一番美味しかったかもしれません。
この考え方はとても斬新でしたが
ふと思うと、自分たちが普段やっていること・大切にしたいことと似ていると思いました。
私たちは、家具を提案し、販売しています。
ですが
お客様にご来店頂き、
「この椅子下さい。」で販売することはほとんどありません。
お客様がどうして椅子を探しているのか、どこで使うのか、どういう暮らしをしたいのかなどをお聞きして
その背景に合った椅子をご提案致します。
さらに言えば
そのご提案も選択肢が豊富です。
先ほどのオーベルジュの話で言うと
普通なら料理に合ったお酒を1種類決め打ちで、かつどのお客様にも同じお酒を提供されると思います。
しかし、このオーベルジュでは、おそらく100種類ほどあるお酒の中から、その料理に合うお酒を10種類ほど選び、さらに自分たちに合いそうな3~5種類を提供してくれていました。
だからこそ、自分に合った満足のいくお酒に出会うことができました。
僕らも同じです。
たくさんある製品ラインナップの中からお客様に合った椅子を、数種類ご提案できるほどの豊富な選択肢があります。
そこからお客様の好みの椅子を選んで頂きます。
ミヤモト家具の企業理念は
「家具の本質をお伝えし、本物をお届けする」
です。
本質をお伝えせずして、お客様が知っている家具の知識のまま選ばれたものを販売するということはやってはいけないと改めて思います。
無垢材であること、オイル仕上げであること、高密度のウレタンクッションであることなど
長くお使い頂ける家具の本質をお伝えした上で
家具ってそういうものなんだ!知らなかった!それならこれにしたい!
と思っていただくことが我々の使命です。
長くなってしまいましたが、
今回の旅行の経験を経て、僕らが大切にしたい考え方を改めてお伝えしたいと思いこのブログとさせて頂きました。
ミヤモト家具では、私が今回体験した感動を、皆様にも体験して頂ける自信があります。
家具と言えばこう。という固定概念を捨てて一度ご来店ください。
このオーベルジュについて詳しく知りたい方は澤田にお声掛けください。
それでは。
澤田